代理権の消滅事由という問題があります。これだけなら至って簡単です。条文そのままなので。 第111条代理権は、次に掲げる事由によって消滅する。一 本人の死亡二 代理人の死亡又は代理人が破産手続開始決定若しくは後見開始の…
六法か、参考書か。
参考書を中心に勉強をしていて、六法を見るのは億劫な感じがする面倒くさがりな私です。目が悪いから、字が小さすぎるし。でも。条文で覚えたほうがいいな、と思うこともままあります。 会社法366条と会社法391条 取締役会の招集…
選任と選定?
法律用語は、普段なら聞き流してしまう「似た言葉」を明確に分けて使っているので、その区分を正確に把握することが大事なのです。この手のことは、法律用語の基礎知識的な書籍で網羅できるのですが、いかんせん無味乾燥な内容なので、私…
会社法第322条1項・2項・3項の関係
会社法第322条の1〜3項を抜粋します。 ① 種類株式発行会社が次に掲げる行為をする場合において、ある種類の株式の種類株主に損害を及ぼすおそれがあるときは、当該行為は、当該種類の株式の種類株主を構成員とする種類株主総会の…
破産者は社長になれる?
旧商法絵では、「破産手続開始ノ決定ヲ受ケ復権セサル者」は取締役になれませんでした。つまり、破産手続開始の決定は取締役の欠格事由だったので、当然代表取締役(社長)にもなれませんでした。(この「復権」というのが、また馴染みの…
監査等委員会の「等」は何か?
「指名委員会等設置会社」と「監査等委員会設置会社」という文字の並びをはじめて見た時、お腹いっぱいな気分になりました。名前を覚えるのも困難で、何が嫌だったか考えてみると「等」のつく位置が微妙に違うせいでした。そんなことは、…
株式の譲渡の対抗要件
株券は現在は、「発行しない」のが基本です。(以前はデフォルトが「発行する」でした)株券を発行する会社は、株券を発行する旨を定款で定めます。株式の譲渡について考えるとき注意するポイントは、「株券発行会社か否か」ということと…