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顔面神経麻痺の形成外科治療、3年経過 その7

2021.12.23
 

1年ぶりに東大病院での診察。手術から3年経ちまして、これで一旦通院はお終わりということになりました。瞬きも完全に左右同じに戻っているとのことです。

私はそれほど後遺症が強い方ではないので、他の手術は今の所しないことになっていますが、一応他に何か有効なものがあるか聞いてきました。参考になれば。

顔面神経麻痺になった方は、頬のあたりがひきつる(少しつっぱった感じがある)ことが多いので、顎の下部分にメスを入れて、頬のあたりに、太ももなどから吸引した脂肪を入れてあげると、

  1. ひきつり感が軽減する
  2. ほうれい線が少し浅くなる(麻痺した方はほうれい線が深くなる傾向があるので)
  3. ついでに麻痺側の首筋の血管が(口を動かした時など)浮き出やすいところも、軽減させることが可能

だそうです。傷が目立たないように顎下を切って、頬の部分を剥がす・・・と言われるとなんか怖いんですが・・・まあ頬側には傷は残らないんでしょうねえ。

形成外科なので、当然外科的治療なのですが、残る疑問は後遺症もリハビリが可能なのか、という点です。調べた限り、恐らくお医者さんは、リハビリは難しいと答えそうです。正直あまり詳しく書かれているものが見当たらないんですよね。動かそうと思って(脳が)司令を出しても動かない部分を動かせるようにするには、どうすればいいのか。顔面以外だと、手足のリハビリとかテレビでも見たりしますが、同じようなことが有効なのかどうか。

いくつか根拠のありそうな情報を。

顔面神経麻痺後遺症の克服に向けて(PDF)

FACIAL NERVE RESEARCH JAPAN(日本顔面神経学会発行の冊子のバックナンバー)

最近、NHKの語学アプリを流しながらぶつぶつ英語喋っているのですが、ひとつ気がついたことは、「多言語を発生しようとすることは、リハビリになりそう」ってことです。英語は日本語よりも口の開きが大きいというか、口を動かす量が多いのか、麻痺した箇所を動かしたい意識にかられます。

後は、時々鏡を見ながら、動きにくい口の橋などを命令しながら本来動くべき方向に少し手で動かしたりしています。要するに「命令したら動けよ」ってことを教えこもうという作戦です。(誰にだよ!!)その時、病的共同運動で少し目を閉じてしまうので、そこは意識的にぐっとこらえます。ミラーバイオフィードバック法もどきです。ミラーバイオフィードバック法というのは「鏡を見ながら表情筋の動きをコントロールし、病的共同運動を抑制するリハビリテーション」(第120回 日本耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会より)。

これらをなんとか続けてみます。

東大病院に通うこともないのかな、と思うと少しセンチメンタル。結構好きなのよ、東大病院。コロナのこともであるので、院内の飲食店には寄れませんでしたが、いつかまた入院棟15階のブルークレール精養軒に伺いたい。

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