SEIKO DREAM SQUARE-ちょっとした博物館
入口の大きな文字盤と歯車に惹かれて、銀座のSEIKO DREAM SQUAREに。銀座・和光の時計塔内部がコンセプト。1Fは正にミュージアムで、Seikoの歴史を見ることができ、2F〜4Fは、ブランドの紹介&ショッピングスペースです。各ブランドのコンセプトに合わせて全く異なる演出と内装になっています。
2F PROSPEX
SEIKOのダイバーズウオッチブランド。深海風の暗めのフロアです。中央の平置きモニターは、水中でPROSPEXを探そう!という博物館的な仕掛けがあります。いかにもダイバーズウオッチらしい形のものが多いのですが、一部タウン向けのシリーズもありました。SEIKO独自のムーブメント、スプリングドライブの製品もありましたが、価格は他の自動巻きと比べるとちょっと高め。でもなめらかな秒針の動きは美しく、惹かれます。
3F Lukia・PRESAGE
打って変わって明るいフロア。女性向系の「ルキア」とその奥には「和」を意識した機械式時計のブランド「プレサージュ」が並んでいます。「プレサージュ」は価格がかなりこなれていて、気軽に手の届く範囲。文字盤に漆・七宝焼などを使ったシリーズが並んでいました。ここで見た文字盤制作のムービーがながれておりまして。ん、どこかで見た気が?おお、今年のエイプリルフールに公開されていた「せんべい文字盤時計」のムービーは、このプレサージュのムービーのパロディだったのか!
4F ASTRON
一番おもしろかったのはこちらのフロアでした。照明を落とした書斎のような雰囲気です。店員の男性が大変親切で、ソーラーGPS時計を知らない私に、大変わかりやすく説明してくれました。中央のモニターでは、ソーラーGPSがどのように時計を合わせるのかを疑似体験できます。科学博物館っぽいです。店員さんの仰るには、安倍首相も海外に行く際に使っているらしいとのこと。時計をあわせる必要がなく、サマータイムにも対応するので、楽で実用的な時計とのこと。ソーラーなので、電池交換もなくオーバーホールの必要もあまりないので、人によっては10年くらいそのまま使っていることもあるそうです。最新型は、時計をあわせる際に、最短距離で針が動くため(旧型は、ぐるぐる回るわけです)、時刻が合うまでの時間がぐっと短くなった、とか。こんな小さな空間の中に、様々な工夫を詰め込む腕時計の世界、奥が深い!
小さな博物館のような場所で、見ているだけでも楽しめます。お買い物のついでにちょっと寄ってみるのもいいのでは。