20年来の脂漏性皮膚炎、ようやく解消か？

2021.07.24

雑

20年来、時々吹き出物がTゾーンを中心に、連続して何個も出来る（年中ではなく、月のうちの一定期間、アトピー性皮膚炎やかゆみはなし）症状に悩まされ、いろいろな皮膚科にこれまで相談してきました。どの皮膚科でも結局根本的な解決には至らず、予約をとるのも面倒だし、ミノマイシンだけ貰いに行くのも面倒だし、年中困っているわけでもないので、ここ数年皮膚科には縁遠かったのですが・・・吹き出物が出来ると、精神的にダメージがあるんですよね。物事に集中できなかったり。時間がもったいないので、もう一度だけ皮膚科に相談してみることにしました。選んだのは地元の皮膚科。地域では皮膚科として一番評判の良さそうな医院でしたので、予約できたのは1週間先。

結局吹き出物が直った状態で伺うことになりましたので、これまで経緯を話して相談してみるという診察になりました。『昔からここで開業しています』といった昭和ドラマ的な建物です。

私の肌を観察していた女医さん。iPadで肌の写真を撮影し、曰く「脂漏性皮膚炎って言われたことない？」。ああ、ありますよ。15年か、20年くらい前かな。「毛穴が開いているでしょう。普通毛穴ってもっときゅっと閉まっているものなんです。今お聞きしたお話からも脂漏性皮膚炎がちゃんと直っていなんじゃないかと思います。」

以前脂漏性皮膚炎の診断を受けてこれまでに皮膚科で試みたことといえば。

ビタミンC（シナール）とミノマイシンを継続的に飲み続ける
ビタミンC導入（機械でやるやつです）
乾燥を避けるために、石鹸や洗顔料での洗顔は夜だけにする

まあ、そのほかにも色々試みた気がしますが、忘れました。だってどれも効果がいまいちだったから。ミノマイシンは勿論劇的に改善はしますが、根治しているわけではなく対処療法ですからね。常在菌を殺しているだけで、その菌を繁殖させてしまう肌の状態をしているわけではありません。

「洗顔と保湿がうまくいっていないかもしれません。それだけでもかなり改善するかもしれないから」ということで、2度めの診療で洗顔と保湿の指導を受けました。エプロンつけたおばさまのご指導で、ここもなかなかの昭和医療ドラマ的。行った内容は至ってシンプルでした。

石鹸をよく泡立てて、泡で包み込む感じで、こすらずに洗顔。すすぎ残しなく、こすらずに洗い流し、タオルもこすらずに水分をとる。
化粧水を両手にとり、顔につける。両手にとれる量を3〜4回分くらい。「え？こんなに？」というくらいの量です。ほっておいたら流れ出すくらいの。それを毛穴に浸透させるイメージで、両手を顔にゆっくり押し付けていきます。両手で顔全体を包み込んで、位置を少しづつずらしきます。はじめはびちゃびちゃですが、だんだん化粧水が入っていって、手に吸い付く感じになるまで続けます。かなり丁寧にやります。

１の洗顔は、ほぼこれまで通り。テレビなんかでもよくやっている『正しい洗顔方法』でしたが、化粧水の入れ方が想像以上でした。これだけの量をこれだけの時間かけて入れていくのか。ちょっと衝撃でした。一通り洗顔と保湿の指導が終わったところで、「これを1ヶ月続けてみて、１ヶ月後にまた来てください」とのこと。洗顔料も化粧水も指定は一切なし。普段使っているもので良いらしい。（指導の時の化粧水はビーソフテンローションという皮膚科でよくもらうやつでしたが）

上記のお手入れを朝晩続けて1週間ほどですが、これ、真面目にすごい効くかも。洗顔後明らかに顔が白くなるし、こころなしか毛穴が小さくなっている気が・・・使っている石鹸も化粧水もごく普通のもので、高価なラインなどではありません。

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