Life is exciting, so let's go ahead!

世の中は楽しい

クローゼットのドア1枚を全面ホワイトボードにした話

2021.09.23
 

本来は、出窓下の壁一面をホワイトボードにしてみたかったのですが

  • 石膏ボードに凹凸のあるクロス貼りで、テープなどで施工がしにくい
  • アイコンのダクト用の穴があり、その部分の施工が必要
  • 2200mm×90mmほどのサイズでかなり巨大な面積

とかなり難易度が高く素人仕事ではかなり難しい。そこでもっと難易度の低いクローゼットのドアの1面をまず試みてみました。正直類似品が山ほどありまして、どれがいいか相当迷いました。マグネットを使えるタイプのものは必然的にシートが厚く、重くなります。もともとクロス貼りの上に貼るつもりでいたので、平滑面に比べて粘着力が弱くなりがちなクロスに、重量のあるものは避けたほうがいい、と考えて

  • 軽めのシート
  • 裏のり付き
  • サイズが大きいもの

という条件で今回使ったのはこちらの製品です。

製品にはいっていたショップカードのURLにアクセスしたところ、下記の会社の製品でした。しっかりした会社の印象です。
https://www.afmat.com/

ですが、プロにお願いすることも含めて候補は他にもありましたので、そちらも一通り紹介しておきます。というか将来の自分に向けてのメモ書きですが。

プロにお願い編

3M™ ダイノック™ フィルム ホワイトボードシリーズ

https://www.3mcompany.jp/3M/ja_JP/architectural-design-jp/solutions/whiteboard/

ダイノックフィルムは、壁やドアに貼る化粧フィルムです。木目や大理石調など様々な柄がありますが、従来の壁紙よりも「本物感」がすごい製品、という位置づけでしょうか。このシリーズの中に、ホワイトボードのシリーズがあります。「書く」用のWH-200(折り曲げ施工可)、WH-111(折り曲げ施工不可)、表面がマットで「書く」+「映す(プロジェクター投影に向く)」用のPWF-500(マグネットタイプもあり)があり、価格がそれぞれ異なります。ネット「ダイノック施工業者」などと入力すると施工してくれる業者を探すことができます。

またブラックボード(黒板)タイプもあります。

サンゲツ リアテックホワイトボードシート

https://www.sangetsu.co.jp/product/detail/TW1000/

同じくホワイトボードシート、こちらはサンゲツさんのものです。TW-1000は、光を乱反射させるのでプロジェクター投影にも向いているとのこと。金属板に貼るとマグネットを使える(当然か)ようです。

アイデアペイント

https://ideapaint.jp/

こちらは塗るとホワイトボードになる塗料です。近場の塗装さんに、適否と費用をお伺いしたところ、完全な平滑面できなと書きにくい可能性がある、塗料なので出窓下は結露などの可能性があって向かないと思うとのこと。費用は20万前後と、大変丁寧なお返事をいただきました。

上記の中で言えば、費用を度外視すると、ダイノックがベストかな。高価なので、施工も業者さんにお願いしたいところです。

DIY編

今回使ったホワイトボードシートの類似品については、良し悪しが分かりませんが、下記はマグネット対応です。コクヨさんです。シートというよりは「マット」かと思います。サイズもかなり大きいものが用意されています。

そして、今後使ってみたいのがこれ。

セーラー万年筆さんの製品、他のシートは裏に「粘着シート」がついているのが一般的ですが、このシート、なんと静電気でくっつくというもの。ホワイト・透明・方眼入りがあり、下の壁を生かしたまま上に描くことも出来るシートです。静電気だけなので、凹凸のある壁紙では無理かと思いましたが、使った人の声で「普通の凸凹した壁紙にも張り付いた」とあるので、安心して使えそうです。W600mm×20m巻きとありますが、800mmごとにミシン目が入っているので、実質は600mm×800mmが25枚とれるわけですね。そのまま使いたければカットせずに使えばいいのかな。ううむ、面白いじゃないですか。ホワイトボード化の一時的なテストにもなりそう。文字がやや消えにくいのが欠点のようです。

施工の際の注意点

クローゼットのドアサイズにカット(1枚では長さが足りないので2枚に分けました)し、裏のシールを剥がしつつ、貼り付けました。

注意点としては、私の部屋のクローゼットのドア、開け締めの際に扉同士がぎりぎり擦れそうなくらいの距離になるため、扉にぴったりのサイズでないと、引っかかって剥がれてしまう、ということでした。隙間ができないよう、実寸+1mmサイズでカットしたのですが、1mmでも引っかかる。最後は、貼付け後の扉の端を定規代わりにして、ぴったりのところでカットしまし、擦れやすい角にめくれ防止に超透明テープを貼りました。一番下なので、目立たないです。

カッター切れ味は重要なので、新しい歯を使うか、あるいはぽきっと歯を折って切れ味の良い状態にしておくことが大事です。あと、ぺらぺらのシートではありますが、切った端は結構な切れ味で、手を2箇所ほど負傷しました・・・ビニールの手袋などをつけて作業したほうが安全かも。

仕上がりはなかなかです。継ぎ目の部分は、重ねかぴったりに継ぐか迷いましたが、試したところ、少しだけ重ねたほうが綺麗だったので、1〜2mmほど重ねています。継ぎ目も目立たないです。付属のペンはちょっと色が薄いので、他のペンを使っていますが、付属のクロスはとても良く消えます。

結果としては、結構満足。もう1枚隣の扉も貼りたい感じもしてきた・・・

Category

アンティナ ギフトスタジオ