ここで話題にするのは、こちらの講座です。

国際文化カレッジ レタリング講座

実際に受講したのは、数年前の話で、最後の課題提出まで終わっていないのですが。

前もって行っておきますと、私は「レタリング技能検定」なるものにはもともと興味はありませでした。こちらの講座は、なかなか地味な通信講座で、デザインといったような洒落たイメージもありません。(なにせ実際にはユーキャン講座です)レタリングといえば、昨今は「ハンドレタリング」あるいは「モダンカリグラフィー」が流行りで、こちらはいくつか通信講座や実際の教室講座もあり、選ぶ道は色々とありまし、書籍もかなり発売されています。

Lakit レタリング系講座

モダンカリグラフィープログラム

ですが、私は文字を作る「超基本」が知りたかったので、レタリングが学べるものを探しました。これ、ほぼ一択なのですよ。しかも、丁寧な書籍も見当たりません。私は、この講座をテキストを欲しさに受講したわけです。こういう場合、地味な講座の方がいいのです。提出課題も全部出せばよかったのですが、そもそも独学できるようにテキストが出来ていますので、添削してもらえるかどうかの違いだけです。

早速ですがテキストは、こんな感じのものです。

レタリング講座-1

道具の使い方から始まり、日本語の漢字・かな編です。まず文字の骨格をとる練習をした後で、以下に肉付けするかを学ぶ流れです。かなり詳しい説明になっています。説明を読んだら、実際に「練習帳」を用いて自分で練習が出来るようになっています。練習課題は1〜18まで。

レタリング講座-2

こちらは欧文の説明書です。サンセリフ・セリフ書体の基本から、日本語のロゴデザイン(書体デザイン)までを学びます。練習課題は19〜27まで。

レタリング講座 練習帳

上記の説明書の練習課題を行うためのマス目の入ったノートです。課題を全部やろうとすると、用紙が全く足りないので、コピーして使っていました。提出課題は多くないのですが、練習課題を真面目に全部やろうとすると相当な分量です。

以上が講座のテキストです。他に技能検定の参考書として別途下記ページから購入できるのが以下2冊。
https://lettering-kentei.com/sanko/index.html

書体サンプル集

常用漢字の複数の和文書体を一覧にしてあります。サイズが小さいので、ややわかりにくいのですが、拡大コピーしてマス目を分割してみたりすると、文字の作りやバランス、配置などよくわかります。

文字骨格練習帳

見た目のとおりです。文字の骨格をなぞるだけで練習できるようになっています。

結構真面目に練習課題をやりました。勉強にはなります。大変ですが・・・受講を検討されている方の参考になれば。良い講座だと思います。添削も丁寧です。