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好きすぎて給食当番になった『おいしい給食』

2021.12.18
 

ブログには、あまり個人的な感想は書かないことにしています。どんなにニッチでも、誰かが知りたいかもしれないことを書いたほうが「まだマシ」かと思ので。私は子ども頃から結構ドラマが好きだけれど、そういうことは書かないでいたのですが・・・

大好きなのでドラマ『おいしい給食』の給食当番になりました。そう、こちら。オフィシャルサポーターです。

映画エンドロールへのお名前掲載と、劇場パンフレットへのお名前掲載(ニックネーム可)。これだけでも応募の価値ありです。大学時代映画の講義でお世話になった、故梅本洋一先生は「映画監督を応援する一番の方法は映画館でお金を払って映画を見ること」とおしゃっていましたが、俄然応援します。

はじめ、市原隼人演じる甘利田先生は、本当に「給食を食べるためにだけ学校に来ている」教師です。ところが、甘利田先生は、時々いきなり熱血教師に豹変します。こちらがジンとするほどアツい先生になって、正面から迫ってくる。(アツい時の甘利田先生は顔が近くなる)

給食バトルという奇想天外さ、甘利田先生のオーバーすぎる給食シーン、懐かしすぎる給食メニュー。クラシックの耳慣れたメロディーとともに流れる甘利田の独白。『おいしい給食』の魅力は語り尽くせませんが、私が愛する理由のひとつが「前半のちょっとした違和感(あるいは謎)」とそれを後半で鮮やかに回収する脚本です。

シーズン2、第7話で「ん?なんか、今日は生徒たちが、校歌を歌う甘利田先生に注目しているなあ」と思い、赤飯=お祝いに囚われすぎた甘利田の絶望から、それらすべてが見事に昇華されるラストシーンへの流れ!第8話の、「ん?やけにツルンとしたオムレツだな」という視聴者=私の違和感とその種明かし。(何言っているのかわかりませんよね・・・)どの話にも必ず小さな仕掛けが施され、バカバカしいほど予想外の回収策に、毎回感動しています。

最近の日本映画は、ドラマの延長ばかりで、映画らしい映画が少ないなあと嘆く私も、つい支持してしまう『おいしい給食』。

Amazon Primeで視聴できます。(私もPrime Videoで発見しました。Prime会員で良かったと心から思った作品のナンバー2です。ちなみにナンバー1『有田と週刊プロレスと』です。)シーズン2は2021年内で視聴終了みたい。私も見直しておこう。
おいしい給食シーズン2
おいしい給食シーズン1

では、シーズン1第7話「ヤキソバ・パンデミック」から、私の一番好きな甘利田先生の独白を最後に。ライバルというものの本質をズバッと言い表したセリフ。市原隼人の声を想像して、ゆっくり読んでください。

この感情はなんだろう。不思議と連帯感を感じる。・・・奴と俺とは敵対関係ではなく、給食というフィールドに集う、そう、同士なんじゃないのか。
わたしは給食が好きだ。それは奴もしかり。
ならば末永く戦いを続けようじゃないか。

『おいしい給食』シーズン1 第7話「ヤキソバ・パンデミック」より

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