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世の中は楽しい

シャドーイング

2018.12.03
 

語学勉強が好きな方には、シャドーイングは聞き慣れた方法かと思うのですが、昨今暇を見てはテレビやYouTubeで、日本語、つまり母国語のシャドーイングをやるようにしています。いつでもどこでも気がついた時にできる。スキマ時間や仕事の合間にさっくりできるのが良いところ。ところで何のために母国語でシャドーイングをするかというと、「話上手」になるためです。
私は日頃はPCの前に座って仕事をしている時間が長いですから、会話の機会は少ない。会話=喋りというのは、高速な頭の回転と相当のテンション=エネルギーを必要とするので、一人作業の状態からいざ喋ろうとしてもなかなかそのテンションに持っていけない。そこで、いつでもそのスイッチを入れられるようにやりはじめました。

ネットを検索すると、コミュニケーションや会話力を鍛えるために、シャドーイングを利用するというのは、割に普及した方法らしい。もともとは同時通訳の練習方法だそうです。私の場合物事を続けるには、それに対する美しい理由が欲しい。でないと、すぐ飽きてしまう。コミュ力があがる、ワーキングメモリーが鍛えられる。そのような現実的かつ実質的な「理由」は、動機としては申し分ないけれど、高揚しないのです。そうしたら、いい文章がありました。(勝手にリンクを貼っていますが・・)
https://www.huffingtonpost.jp/yoshitoshi-nishihata/listen_b_11292050.html

特に下記の箇所が気に入っています。
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実際にやってみると、シャドーイング中は自分のことを考えている暇がないことを実感していただけると思います。
これが大事です。

相手の中に入って聞くという意識も、だんだんと持てるようになってくると思います。
確実に、話の聞き方、人との向き合い方が変わっていくと思います。
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鬱の治療のひとつで、「自分のことを考えずに人のことを考えるようにする」というのを本で読んだことがあります。思えば、私も日常自分のことばかり考えている気がします。人の話を聴いていときも、気づくと自分のことを考えていることがよくある。

シャドーイングですが、ニュースや経済番組や情報番組のコメンテーターでやってみたり。感情のないものもあれば、感情のある喋りもあります。ドラマはセリフがゆっくりめのものが多い(古美門弁護士は別です)ので、比較的楽です。
そこで試しに「落語」でもやってみました。チャレンジ、古今亭志ん朝。これが、いやすごい。圧倒的な言葉の「量」と「スピード」です。噺を聴いているときには、早口というより流暢だと感じるのですが、やってみると相当高速にしても全く追いつかず、やれてもせいぜい棒読みの「早口」になってしまいます。それを喋りながら、声音・感情を使い分けるんですから・・・・ああ、疲れる。

とにかく続けてみます。

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