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顔面神経麻痺の形成外科治療 その1

2018.07.12
 

なぜか、いきなりの話題ですが、自分の経験から考えて、同じことを考えていらっしゃる方の参考になればと思い、記録することにしました。

ざっくり経緯は以下のような感じです。

2016年5月末 右側に顔面神経麻痺(ベル麻痺)を発症
発症翌日に市内の総合病院の耳鼻科を受診、ステロイド錠剤の治療等一般的な顔面神経麻痺の治療を開始(半年)
その後、市内病院の治療は終了、紹介状を書いてもらい、東京大学病院の顔面神経外科専門外来に通院(半年)

ここで治療は一旦終了。

時期と症状について
発症当時〜1ヶ月 
瞬きー多少出来るが、不完全に閉じているため眼帯で、乾燥による疲れ目がひどく眼帯で過ごす
口ー右側はかなり動きが悪く、味覚を感じない、発音しにくい
耳ー検査の結果難聴等はなし

発症後1ヶ月〜3ヶ月
瞬きー徐々に閉じることはできていたが、シャワーの際にまだ目に水が入る感じ
口ー味覚は戻ったが動きは変わらず悪い、発音は徐々に良くなったが言葉によっては言いにくい
耳ー初期にはなかった、「ごつごついう耳鳴り」と「音が二重に聞こえる」現象あり

3ヶ月〜半年
瞬きー見た目には普通程度に瞬きできるので眼帯は外していたが、夜になると右目の億がじーんと痛くなったり、外に出ると右だけ眩しいような感じで目を開けていられない
口ー閉じることはある程度戻ったが、口を引いたりすぼめたりはあまりできない。口を大きく動かすと眼が閉じてしまう共同運動の後遺症が強くなってくる
耳ー耳については完全に正常に戻った(と思う)

半年から後は、あまり変化はなく、この状態で落ち着いた形です。
東京大学病院の治療の最後に、これ以上何かをしたい場合は、形成外科のジャンルかまたはボトックス注射でによる共同運動の緩和かという話をもらっていましたが、当時はある程度動きが戻っていたこともあり、これ以上なにかしようとは考えませんでした。
症状の残り具合を自己判断すると、それほどひどい後遺症ではないと考えていましたし。人に会うのも多少気にはなりますが、食事さえしなければまあいいか、程度。食事は極力避けたい気持ちはありましたが、これは顔面神経麻痺のせいだけでなく、ひどいドライマウスの症状で(顔面神経麻痺になる半年前くらいになりました)、水分の少ないものだと食事がしにくいことも理由のひとつでした。

やはり生活していると、色々気になってくることもあり、もっと治らないかなという欲も出てきて、2018年の年始あたりから形成外科での治療を考えるようになりました。
関東近県で、WEBで調べることが出来る、顔面神経麻痺の後遺症を専門とする形成外科はざっと以下のような感じでした。

  • 東京警察病院(中野)
  • 東京大学医学部附属病院(本郷三丁目)
  • 順天堂大学医学部附属順天堂医院(御茶ノ水)
  • 慶応義塾大学病院(信濃町)
  • 横浜市立市民病院(横浜)
  • 杏林大学医学部附属病院(三鷹)

この中で、特に詳しく顔面神経麻痺について、詳細に説明があった、東京警察病院・東大・横浜市民病院・杏林大を候補にあげました。
最初に伺ったのは、東京警察病院。顔面神経麻痺の専門サイトがあり、かなり詳しく書かれていましたので、まずメールをして、自分の現状を伝えた上で、予約をとりました。
診察は、まず何をどう直したいかを聞かれ。それに対してどのような治療が可能かを説明する、という流れでした。印象は悪くはなかったのですが、その場では決めずに、もし手術を希望するなら、再度予約をとることにして病院を出ました。
(その2に続く)

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