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顔面神経麻痺の形成外科治療 その2

2018.07.29
 

東京警察病院で私が受診したのは、顔面神経麻痺の専門の先生ですので、私の前に先生の診療を受けた若い女性も、私と同様の症状で来ていたと思われます。彼女は45分から1時間近く、診療室から出てきませんでした。その時、若いだけに悩みが深く、色々先生に尋ねたいことがあるんだろう、と思いました。

ですから、こちらの先生も、話は丁寧だったわけです。こちらが聞きたいことを尋ねれば、全て答えてくれました。
でも、病院というのは【先生との相性】に依るところが大きいです。それでもう1箇所行ってみようという気になりました。

それと、大事なことを確認するのを忘れた、と後から思い出したことがありました。

私が一番気になる症状は、右側の瞼と眉毛が下がっていることです。でもそれだけなら、何も「形成外科」などと大げさに病院を使わなくても、「二重両目●円」の美容外科でもいいんじゃないの?と思いませんか。最初は私もそう思っていました。
それが、形成外科の治療を考えた最初のきっかけになりました。
私は大昔(つまり生まれは)一重でありまして、それを20年ほど前に所謂「埋没法」で二重にしました。それが、この顔面神経麻痺になってから、正常な左は二重、右は一重になってしまいまして、それがアンバランスに見える原因でもありました。(右がもとに戻っただけ、という話の気もしますが・・・)そういう経歴の持ち主ですので、単純に美容整形でもう一度右だけ二重にすればいいのでは?と考えたのです。
ところが、webで色々調べている時に、とある美容外科のQ&Aで、顔面新麻痺で一重の箇所を二重にできるか、という質問があり、「それは出来ない」という回答が書かれていました。それで気が付きました。顔面神経麻痺はただでさえ、瞬きの動きが完全には戻っておらず、眼が乾燥しやすいので、単に瞼の下がりを直してしまうだけというわけにはいかないのかも。だから「二重両目●円」の美容外科の先生は、陳旧性の顔面神経麻痺の手術は引き受けないのではないでしょうか。

先生は、眉毛と瞼の下がりについて、2種類の手術方法が説明してくれました。本当はそこで、目の乾きについて問題ないのかどうか聞くつもりでいたのだけれど、なぜか忘れた。

「聞くのを忘れたけど、次は絶対聞かないとだめだ」と思いつつ、もうひとつの病院にメールを送ってみました。それが東大病院の形成外科にある顔面神経麻痺専門の外来でした。
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/plastic/

その3に続く

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