問題を解いている最中によく出てくる条文。知っていることを前提に解答が書かれいると、何のことかぼんやりとしか分からないままになってしまうことも多いので、ざっくりまとめを。 登録免許税法第5条 登録免許税法第5条の各号には、…
知識をつなぐ覚え方
不動産登記法の問題を解いていて、ああ、法律というのはこうやって基礎を繋いで覚えると効率がいいのだ、と思った例があったので記録しておきます。問題の内容は下記です。 賃借権を敷地権とする区分建物についてされた抵当権の設定の登…
記述式によく出てくる条文の規定による添付書類(商業登記法)
問題集などを解いていて、解答部分によく出てくる、条文による添付書類。条文番号が出てくるだけで、頭が痛い気分に陥るため、ざっとまとめてみました。 会社法第219条第1項本文の規定による公告をしたことを証する書面 株券提供公…
「推定する」と「みなす」問題いろいろ
引っ掛け問題的な出題の種類のひとつで多いのが「推定する」と「みなす」ですよね。問題文全体は正しく見えるのでうっかりすることが多いのです。そこで横断的にこの問題を集めてみました。参考資料早稲田経営出版「新・でるトコ 民法」…
不動産登記の超基本的な考え方
勉強を続けるうちに、枝葉末節の問題ばかりを覚えて、肝心な「根本的思想」が身につかない私です。が、この根本思想を叩き込む=ナチュラルに言葉にできる、ということはどんな「学び」にも絶対的に大切なことなのです、とわかっているの…
根抵当権の元本確定事由と前後にできること・できないこと
司法書士試験では合否を決するとも言える根抵当権。色々ごちゃごちゃ考える前にまずは基本をしっかり押さえたい。下記については、完璧に頭に入れていないと常に頭が混乱します。(1)元本の確定事由とその時期(2)元本確定の前後で何…
他人物売買と損害賠償
他人物売買は、買主が悪意の場合、契約解除はできますが、損害賠償はできない、というのが基本です。私のような早とちりな人間は、上記を覚えると、問題文に「悪意の買主」+「損賠賠償」=できない!と決めつけてしまいます。が、ここに…
牽連性がネックね、留置権
留置権は非常にシンプルな物権です。できることは、目的物を自分のところに留めておけるだけ。優先弁済権はないし、物上代位もできませんが、持っていることはずっとできるので、ある意味最強です。法定担保物権なので、設定契約をするこ…
選任と選定?
法律用語は、普段なら聞き流してしまう「似た言葉」を明確に分けて使っているので、その区分を正確に把握することが大事なのです。この手のことは、法律用語の基礎知識的な書籍で網羅できるのですが、いかんせん無味乾燥な内容なので、私…
会社法第322条1項・2項・3項の関係
会社法第322条の1〜3項を抜粋します。 ① 種類株式発行会社が次に掲げる行為をする場合において、ある種類の株式の種類株主に損害を及ぼすおそれがあるときは、当該行為は、当該種類の株式の種類株主を構成員とする種類株主総会の…