2019年

篆書講座、講評会メモ

  • 2019.12.22

篆書講座最終回、恒例の講評会のメモです。全作品について、先生が講評した内容をメモしておきます。実際の作品がないので、メモだけで役に立つのか?というと、役に立つ、と思います。 今回は墨がついているが、その分落款が寂しく見える。名前も作品の一部だ考えて最後まで書いた作品には必ず落款をつける癖をつけると良い。 近くで見るとまだ墨が足りない。滲みが全くないと自然な感じに見えない。字の傾きを安定させること、 […]

作品制作のための添削・メモ

  • 2019.12.21

篆書講座の最終回は、作品の講評会のような形式をとりますが、講評会の前に各人の書いたものを添削してくれる回が2度ほどあります。これは2度めの添削の回のメモです。どのような作品に対してされた添削なのか、ものがないので分かりにくいかと思いますが、どのような点に注意すべきかは朧気ながらわかりますので、メモとして残しておくことにします。 ちなみに作品は半切2行の方が多数です。 特定の文字がとく欠けているから […]

客観性と先生の話

  • 2019.12.10

人にものを習うということ自体、若い頃は深く考えたこともなかったのですが、「人生をかけてそれを行っている人からものを習うからには、習う方にも礼節と覚悟が必要だ」と、最近はそう考えるようになりました。(遅いよ!) 私の着けているGermin245は心拍がとれる腕時計ですが、こいつが結構うるさいのです。「もっと寝てください」とか「このままではこれ以上のフィットネスの向上は見込めません」とか、本当うるさい […]

上野駅のマイスタージンガーと作品制作のこと

  • 2019.12.07

JR上野駅で電車を降りて、気がつくとエスカレーターのところでワーグナーのマイスタージンガーを口ずさんでいました。なぜ突然、もしかして今の発車メロディは?と思って慌てて調べると、期間限定でJR上野駅の発車メロディがワーグナーのニュルンベルクのマイスタージンガーになっていました。来年の2020オペラ夏の祭典(上野公演の東京文化会館にて2020年ニュルンベルクのマイスタージンガー上演)に因んでということ […]

篆書と空間

  • 2019.10.28

1年ぶり、某大学のオープンカレッジ篆書講座に通ってます。(その気になれば調べはすぐつきますが・・・)そしてあろうことか、私は篆書以外の書道の経験は、小学校の「習字」しかなく、篆書も昨年3ヶ月習った程度です。 目の前で見ること 講座は少人数ですので、前の週の授業の課題を各々家で書き、それに赤を入れて頂く形式です。何がいいかと言いますと、赤を入れている間、筆の動きを間近で見られることです。書籍では出来 […]

Imperial Capitals

  • 2019.08.15

Imperial Capitalsあるいはトラヤヌス帝の碑文 Beautiful。この文字が石に彫られたのは西暦114年!この時代にこれ程美しい文字があったなら後世の文字はいらないのでは思うほど。カリグラフィーを始めたら、いつかこの美しい文字を筆で描いてみたい。まずは平筆を1本用意して、描いてみよう。(私は学習中の人間で達人でも何でもありません) 平筆を用意する 必要な用具はたったひとつ、平筆です […]

ペン幅・文字サイズ・文字ウェイト

  • 2019.02.08

カリグラフィーの文字のサイズ・ウェイトは、使用するペンのペン幅によって決まってきます。各ペンニブの幅と、ノーマルウェイトの文字サイズをざっくりまとめてみました。ガイドシートを作る際に、まとまっていると便利なので。(文字サイズは、書体によって文字高さ・エックハイトに違いがあるので、フォントごとに異なります。)小さい文字になってくると、筆圧によってペン幅が違ってくるので、ここに記載しているのは、あくま […]

篆書講座最終回を終えて

  • 2019.02.04

全9回の篆書講座の最終回を終えて、はや2ヶ月ほどになります。書道に興味もないのに、篆書に興味があったという理由で、経験ゼロから3ヶ月。その間に、様々学んだことをメモしておくことにします。 キッカケ 最初に篆書を生意識したのは、昨今のロゴデザインの書籍を眺めていたときでした。日本語ロゴの文字の形態を見て「これってつまり篆書じゃないかな?」と感じていました。そんな時、別の書籍を探しにいった図書館で『篆 […]